2016年11月21日

ジャンスマ、成人式

Jungle Smileという、知る人ぞ知る音楽ユニットがあります。
ヴォーカルの高木いくの(愛称イクノフ)とギターその他の吉田ゐさおの2人組。
96年のデビューから徐々に人気を獲得していきましたが、02年に活動中止します。
しかし11年、デビュー15周年トークイベントを開催、UStreamで部分的に生中継。
14年には静岡のFM局K-MIXの番組テーマとして新曲を発表。
さらに静岡で13年ぶりのライブが開催されるなど、ポツポツと活動を再開させます。
そして巡ってきた、1stシングル発売からちょうど20年めの今日。
『ジャンスマ、成人式』と題されたライブが執り行われました。

入場料6000円+1ドリンク500円、おみやげCDつき。
生活保護の身では相当迷いましたが、前売券を買いました。
郵送されてきた茶封筒には、席番号入りハガキサイズの特製デザインチケットが封入。
会場の東京キネマ倶楽部はJR鶯谷駅から徒歩数分の下町ど真ん中です。
Jungle Smileの曲が多めに入ったiPodを耳に、都バスと都電を乗り継いで到着。
元キャバレーだった場所のようで、通常のライブハウスとはだいぶ違った外観です。

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昼の部開場の1時間前に着くと、もう10人ほどが集まっています。
少し辺りを散歩して買物して30分ほどで戻ってくると、数十人の列ができていました。
スタッフが出てきて整理券を配って整列させ、入口に特製ポスターを貼ります。
「手作り感満載だね」と、並んだ誰かが漏らしました。

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いよいよ入場、25番めです。
チケットを差し出すとき、渡してしまうのは惜しいなと思っていましたが。
鳥の形をしたスタンプを押して返してくれました。
席を探すと、けっこう後になって買ったのに1階アリーナ席のほぼ真正面。
物販の列に並び、CDつきパンフレット2500円だけをつつましく買いました。
場内には繰り返し、そのCDに入った新曲『オオルリ』が流れています。
食事メニューは曲名をもじったものが並んでいます。

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間もなく開園することを告げるアナウンスがあっても。
物販の列はステージを横切って続いています。
慌てて席に座る人も相当数いました。

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やがて場内が暗くなり、スポットライトがイクノフに当たります。
イントロもなく♪叶わない恋だと知ってても いつもいちばん近くで君を見てた♪
有線放送大賞新人賞を受賞した2ndシングル『片思い』でステージは幕を開けました。
泣いているように見えます、イクノフが。
泣きそうです、私が。
曲が終わると万雷の拍手。

MC多めに曲は進んでいきます。
イクノフの声は20年の衰えを見せず、Dub Master Xのサウンドエフェクトも冴えます。
(Dub Master Xの参加は、今回の観覧の大きな後押しになりました)
1ヵ月前にはベストアルバム『ジャンスマポップ』の曲しか知らなかった私。
『東京、さびしんぼ。』などを予習していてよかったな、と。
時折り子どもの泣き声なども聞こえます。
母親になってまだ数ヵ月のイクノフが希望した、特設家族席からの声のようです。
時々イクノフが、その声に応えたり。

アンコール前のラスト、私がファンになったきっかけの曲『おなじ星』に入る前。
イクノフが「そろそろみんな立ちたいんじゃない?」とか。
「一緒に歌おう」みたいなことを言いますが。
立ち上がる人は誰もいません。「エーッ」と声を挙げる人はいましたが。
20年は、ファンの若さを奪ってしまっていたんでしょう。
それでも私は、小さく口ずさんでいました。
ゐさおちゃんのハモりの部分ではちょっと声を大きくしたり。
素晴らしいライブの、たったひとつ残った不満でした。

アンコールはまず『オオルリ』
それに他のサポートメンバー全員が退出して、ギターだけの『恐竜のヘリコプター』。
デビュー曲『風をおこそう』とこの曲だけで各地を巡った思い出を、ゐさおちゃんが。
「お店の前の足拭きマットくらいのスペースしかなくて。
 ギターをこう動かすと自動ドアがガーッと開いたりしてね」
そしてイクノフ&ゐさおちゃんの声とギターだけが絡まり。
いかにもエンディングといった形の、いい終わり方でした。
初めてJungle Smileを生で聴きましたが、何年ぶりかでの再会のような気がしました。
『いい女』『ただの女』など、ちょっと明るめの歌も聴きたかったところでしたけれど。

帰ってきてTwitterで検索して知りましたが。
スガシカオ氏も来場していたそうです。
http://ameblo.jp/shikao-blog/entry-12221684032.html
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2015年05月24日

閉店

今日は町田ゼルビアが首位のレノファ山口との大一番ですが。
町田でなく大宮に向かいました。
大宮駅前の雀荘「SPロッキー」の最後の営業日です。

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店に入ると満卓。
見たことのある常連客の顔が並んでいます。
ほどなくして入った卓の東1局。
親が白、発と鳴いているところに中を切り「ロン!48000点!」。
何してるんだと頭を抱えつつ、いい思い出が作れたと内心ほくそ笑みました。

もちろんこの半荘はラスを引きましたが。
その後の4半荘ではトップ3回2着1回。
順子から中抜きでベタ降りしたり、けっこうちゃんとした麻雀が打てました。
ただし点数申告はあやふやで、麻雀を打ちたいと思ったら今後どこに行こうか悩みます。

どうせなら閉店までいようかと思っていましたが、電車の時刻が危なくなってきます。
店にあった山上たつひこ作『喜劇新思想大系』を形見分けにいただいて。
きっともう通ることのない3階ぶんの階段を下りていきました。
帰ってJリーグ公式サイトを見ると、ゼルビアは勝っていました。

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2013年12月28日

いない人に負ける

少し前から定期的にボランティアをしにデイサービスセンターに行っています。
ボランティアといっても、することは麻雀を打つだけ。
レッスンするわけでもなく、ただお年寄りと麻雀を打ち歓談します。
こんなんでボランティアと名乗っていいのかと、行くたびに思います。

今日は少し認知症があるというMさんと初手合わせ。
最初は送迎者の運転手さんに入ってもらって4人で打っていましたが。
送りの時刻が来て運転手さんが抜け、3人で打つことに。
抜けた席の点棒はそのままで、ツモあがりが出たらそこから抜いていきます。
抜け席の点棒は減る一方だけになったわけです。

しかし、最も点棒を吐き出していったのは私。
Mさんが上手いんです。
ほとんど軽口を叩かず黙々と、他家からリーチをかけられても一定のリズムで。
メンピン一発ツモドラ2の跳満をはじめ、リーチしてきっちりツモあがります。
しかもなかなか振り込みません。
私のダブリーにも巧みに回し打ちます。
私より上手いもう一人のボランティアが感心しきりです。

終わってみればMさんは2着。
私は4着、いない人にも負けました。
年寄りといえ舐めてかかれないなと思いました。
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2013年10月16日

プロ

プロという言葉を意識するたび、思い出すプロモーションビデオがあります。
キリンジ『雨は毛布のように』



「雨の中で毛布持って踊る」という、曲名をただなぞった身も蓋もない内容のビデオ。
ここには数名の、紛れもないプロが関わっています。

ひとりはもちろん、出演している女性。
単なるタレントでなく、川口ゆいというダンサーの方だそうです。
濡れて滑るコンクリートの上で、濡れて重い毛布を持って、裸足で踊る。
そんな難しい条件を苦もなくこなしているように見せています。
一歩間違うとギャグになってしまうのを見応えあるものにしているのは。
その大部分は彼女の功績です。
見ているうちに、その身体に見とれてきます。

ふたりめは撮影ディレクター。
こんな笑ってしまうアイディアを実現するには、いくつか関門があります。
この条件で踊れる、踊ってくれる人がいるか。
ダンサーが怪我せず踊れて、撮影スタッフも含め安全が確保できる場所があるか。
誰がこのビデオのアイディアをだしたかわかりませんが。
最初から川口さんの存在を知っていたからこそのアイディアかもしれません。
(上記はプロダクションマネジャーなど他のスタッフの仕事かもしれませんが)

さらにはカメラマン。
一発撮りではないでしょうが、そう何回も踊れはしないでしょう。
寄った映像と少し引いた映像があり、複数台のカメラが回っていたでしょう。
カメラが映り込むでもなく、しっかりダンサーの動きを追っています。
ここで回るとか、ここで柵にぶら下がるとか。
ダンサーと綿密な打ち合わせをしたことでしょう。

他にもキャスティング、照明などのプロたる存在が考えられます。
プロという言葉を思うとき、どうしてもそうした裏方のことを考えてしまいます。
それは私が広告の裏方を長らくやってきたからでしょうか。
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2013年07月29日

幽霊

以前、自分のウェブサイト経由でメールをもらい、ある音楽テープを渡す約束をしました。
しかし忙しさにかまけて後回しになってしまっていました。
パソコンを買い換える際、未削除のメールを再チェックして思い出し、テープを郵送しました。
けれど宛先不明で返送されてきました。
昨日、ひょんなことから相手の現在の連絡先を突き止め、電話しました。
最初、相手は思い出せなかったようですが、曲名を出すとと思い出してくれました。
そして、最も聴きたがっていたのが当時闘病中で、既に亡くなった友人だったと知りました。
「見つからないもんだよね」と言い合ったものだ、と。

私の好きな歌に、紅白に出場したクミコという歌手の、『幽霊』という曲があります。
ふと見る視界に映る幽霊のようなもの。
それは果たしていない約束や叶えていない夢の残骸。
しかし自分はそれを放置したままでまた目の前の誘惑に負けようとしている、という内容です。
浮かばれなかった約束がまたひとつ。

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2013年05月31日

拾得物?

道で携帯電話を拾いました。
ちょっと操作すると持主の名前などがわかりましたが。
連絡方法はわからないので、とりあえず近くの交番に届けました。

携帯電話は拾っても、報酬をもらう権利はないとの説明。
とりあえずお礼の連絡をもらう権利だけは主張することにしました。
担当の警官は、面倒くさそうにタメ口で話します。
「ケータイは、例えばソフトバンクならソフトバンクのお店に持ってけば、本人と連絡とってもらえるからね」
ああ、なるほど。
携帯電話のキャリアなら、名義人の携帯以外の電話番号や住所のデータがあるはず。
そう思って、“キャリア”という用語を知らないかもしれない警官に向けてこう答えます。
「ソフトバンクなら本人の連絡先を知ってますからね」
すると警官は、半笑いで「いやソフトバンクとは限らないけどね」。

たぶん持主に戻るでしょうが、もし万が一見つからなかったら?
拾った携帯電話そのものを、私はもらえるんでしょうか?
そう思って質問すると、それもなし。
個人情報が入っているから、拾った人に渡すことはできないとのこと。
携帯電話って、拾ってもあんまり得しないみたいです。
少なくとも“拾得物”にはならないみたいです。

とりあえず今後、落ちてる携帯電話を見ても、交番に届けるのはやめることにしました。
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2013年01月13日

しあわせカモン

友人に誘われ、試写会に行ってきました。
邦画『しあわせカモン』、なんとライブ付き試写会。
会場にも渋谷公会堂が用意されました。

登場人物は主に家族3人。
父親はヤクザ。
ナンパされてヤクザと結婚し、後に薬物中毒になる母親。
その両親の下に生まれミュージシャンをめざす息子。
泣いている赤ん坊の横で父親が小指を切り落としたり。
母親が精神病院に入り、禁断症状により手足に拘束具をはめた状態で暴れたり。
時折りショッキングな描写はありますが、画面は概ね地味です。
CGなんて一切なく、出演者数も少なく、たぶん低予算です。
しかしこの映画のすごいところは、むしろ作品を取り巻く物語です。

まず、実話だという点。
ミュージシャンになった息子の松本哲也さんが書いた自伝が元になっています。
本当かよ、と思ってしまいますが、ウィキペディアの記述はもっと壮絶です。
エンディング曲『ユキヤナギ』をはじめ劇中の歌は松本さんが担当しています。
松本さんは故郷=映画の舞台の岩手で「三陸復興食堂」の活動もしています。

それに、封切作品ではない点。
中村大哉監督は、これが監督デビュー作ですが。
岩手で一週間だけ上映されましたが、中村監督曰く“知らないうちに終わってた”。
以後、劇場公開も映像ソフト化もされず、お蔵入りになっていたそうです。
しかし「お蔵出し映画祭2011」というフェスでグランプリに選出。
東京でのロードショウ公開と、それに先立つ今日の試写会が決まったそうです。

復活の物語はさらに。
松本さんはデビューした後、一旦メジャーレーベルでの活動から離れていましたが。
『ユキヤナギ』でメジャー再デビューが決定。
23日のCDシングル発売に先駆け、今日13日から配信スタート。
そのうえ初のフルアルバムの発売も決まったそうです。

上映後のライブはもちろんその松本さん。
『ユキヤナギ』などを涙ながらに披露します。
ライブを主目的にしている人も多かったようです。
すぐ前の席の若い女性は上映中でなく、歌が始まってからハンカチを出していました。

ライブ後には主要キャストと監督も登場しトーク。
生島ヒロシさんの司会は泣かせよう泣かせようと少し鬱陶しかったですが。
昔の映画界の面白い話も聞けて、それはそれでよかったかと。
最後は観客席にキャストも加わっての“(お蔵出し)バンザイ!”にも参加しました。
帰宅したらテレビで、音楽番組に出演する松本さんの姿も観られました。

さて、映画の中身はというと。
大作でも傑作でもないけれど良作といった印象でしょうか。
重苦しい作品になりそうなところを、母親の明るいキャラクターが救っています。
母親役の鈴木砂羽さんの好演は、ところどころ笑いも誘ってくれます。
悲惨な境遇でも幸せそうな姿に、“何をもって幸せと呼ぶか”を考えさせられます。
タイトルは“幸せCome on”の他に“幸せかも?ん?”の意味も入っているのかも…
詳しくは公式サイトで。
http://shiawase-comeon.jp/


この文章は実際には1月下旬に書いています。
深夜にこの映画のテレビCMを目にして、今からでも遅くはないと思ってUPしました。
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2012年12月03日

タレントの活動休止(引退?)の現場というものに立ち会ってきました。
私は顔も名前も知りませんでしたが、実家の家族がファンだったので。
演劇の公演でチケット代もけっこうしましたが、家族が全額出してくれました。
というより「なるべくたくさんのお客さんの前で演じさせてあげたい」と家族が言うので。
同じ公演を2回観るというのも初めてです。

劇場は100席にも満たない小さなハコ。
入口には家族の贈った花が飾られています。
少し空席もありますが、最前列は他にも集まったファンなどにより埋まりました。
舞台で彼女は、めいっぱい叫んで演技して踊っていました。
その細い身体を懸命に使って。

彼女は、今年4〜6月に放送されたアイドルのオーディション番組にも出ていました。
決断は非常に急なことで、ファンの間でもあまり知られていなかったようです。
「観に来て!」と家族から頼まれたのも、舞台初日の2日前。
芸能界って大変なところだなぁ、くらいしか私には感慨はありませんが。
家族にはいろいろ込み上げるものがあるでしょう。

数日前に初めて見た本人のブログで、先月29日の記事に「活動も残り5日」とあったので。
今日のこの公演が最後のタレント活動なのでしょう。
家族の話だと、ブログもあと数日で閉鎖するのだそう。
なのでタレントの名前も記しません。
消えてしまう、本人が消してしまう名前なので。
ただ、「浮き沈みが激しい」という言葉の裏には。
一度も明確に浮かぶことさえない存在がたくさんある。
そして、彼ら彼女らは知られなかっただけで、存在しなかったわけではない。
名がないというだけのことで、存在も生命もあり、そして人生は続く。
ただその事実だけを、彼女の足跡がわりに残しておこうと思うのです。

画像は、あまりうまく撮れていませんが、劇場の近くの公園で咲いていた花。
フユザクラという種類だそうです。

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2012年05月02日

ポロック

ポロック展に行ってきました。
期待外れでした。
http://pollock100.com/access/tokyo
障害者無料でなくとも行きたいと思っていた展覧会なのでしたが。

ポロックといえばポーリングに代表されるアクションペインティングが有名なところ。
ただ描くのではなく、行為を画面に定着させることで絵にするアクションペインティング。
そのためには身体の動きを制限しない、大きな画面が必要です。
事実、この展覧会でも183×243.5cmという大きな絵が飾られています。
しかしこれくらいのサイズは、今では当たり前に見られる程度。
先日観た靉嘔の展覧会では2mを超える絵がゴロゴロありました。
もうポロックの同時代のインパクトは実感しようがないのです。

しかしポロックでも、もっと大きな絵はあります。
たとえば『秋のリズム』は横幅が5m以上あります。
ポロックといえばこういうものと思ってきた観客は肩透かしを食らったのでは?
今回の展覧会の大半は数十cmくらいのサイズ。
しかもアクションペインティングでない、素描や立体作品もあります。
ポロックの生涯を見渡そうとしたらこうなったのかもしれませんが。
もっと壁画サイズの絵が欲しかったと思います。
そういう絵が持ってこれなかったからこうなった、とは勘繰りすぎでしょうか。

翻って、観客のほうにも問題がありました。
展覧会の最後に設けられている、ポロックのアトリエを再現した小部屋。
ここは撮影が許されていて、観客が盛んにシャッターを切っていました。
多くの人は壁面に展示された、ポロックの使用した塗料缶にレンズを向けていました。
でも、本当の主役は床面です。
ポロックがキャンバスを平らに置き、その上に塗料を垂らしていった床。
その結果として床には飛び散った塗料やキャンバスの跡が鮮やかについています。
いわばこの床は、メタ作品。
ここを撮らないのなら、この展覧会で何を観てきたのか、という感が否めません。

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2012年04月29日

靉嘔

「あいおう」と読みます。もちろん本名じゃないです。日本の芸術家です。
漫画の『島耕作』シリーズにも登場するほどポピュラーな人です。
(島耕作が女性から靉嘔のリトグラフ作品を贈られるという形で出てきます)
東京都現代美術館で開催中の回顧展に行ってきました。
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/131/
もちろん障害者が入場無料だからです。

あまり予備知識なく、上記の展覧会タイトルにあるように“虹の画家”と思って行ったのですが。
それ以外にも幅広い作品群がありました。
平面の絵画だけでなく、立体のインスタレーション。
走馬灯の原理で回転する作品。
中を覗き込める大きな箱。
中に入れる小さな箱(土足厳禁だったので躊躇しましたが)。
中に入って穴に指を入れられる巨大な箱。
口の部分から米粒を入れられる立像。
吹き抜けの床から天井まで10m以上を使った作品。
真っ暗闇の中を手すりだけを頼りに歩いていく作品。
女性器をドアップで描いた現代版春画。
はたまたハプニングのパフォーマンス。
ラウシェンバーグやポロックなどからの影響も、福田繁雄などへの影響も見られます。

けれどもやはり、虹の絵の魅力は圧倒的で。
虹の絵画ばかりを飾った展示室では、それに包まれる恍惚感が得られました。
絵を一枚ずつ観るなんてしなくていい、そこに身を置いて浸りたいという。
たった1ヶ所だけ、写真撮影ができる展示スペースがありました。
観光地の記念写真よろしく、虹の絵画から顔を出して撮れるという。
そこで、私も一枚。
ちょうど撮影していた外国人男性に、「ブログに載せたいので」と拙い英語でモデルを頼みました。

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この日は他に、トークとパフォーマンスのイベントがありました。
行ってみました、無料だったので。
トークが始まってから知りましたが、靉嘔は「フルクサス」と関係が深いのでした。
特にパフォーマンスでは先駆的な役割を果たした前衛芸術集団、フルクサス。
フルクサスの缶バッジも持ってるくせに、私、鈍感でした。
そんな過去の作品やイベントが紹介され、そして実際に目の前で行われます。

まずは『顔のための消える音楽』、タイトルだけではなんのこっちゃい?です。
舞台のほうを向き、観客に背を向けた4人の楽器奏者。
奏者の眼前の舞台では、観客からの参加者2人を含む計4人が立っています。
舞台上の人はそれぞれ目の前の奏者が音を出したときニコッと笑うというルール。
聴覚を視覚に置き換える試み、なんだろうなと思います。

『ウォーター・ミュージック』で用意されたのは水槽、短い文章が書かれた紙が数十枚。
5人が順に読み上げ、読み終わった紙を中央の水槽に投げ込んでいきます。
これはさすがに、狙いがよくわかりませんでした。

『ディレクション・イヴェント』は、舞台上の各自が別々の方向に向かう行為を同時に行います。
「この楽器で出せる最も低い音に向かって」の人は、チェロで出す音をだんだん低くしていきます。
「この本の終わりに向かって」の人は、ある本の最終章をただ読み上げます。
「高速回転に向かって」の人は、自転車の車輪や段ボール箱をクルクル回します。
他にも場内をゆっくりゆっくり歩く人や、風船を膨らまし続ける人。
そして全員の行き着く先は、同じ「12分後に向かって」だったりします。

すぐ後ろの席には子ども連れの客がいました。
後になって4歳とわかったその男の子は、けっこう大きな声でずっと喋ったり笑ったり。
人によってはうるさいなと思ったでしょうけど、その素直な反応もある面では面白いものでした。
観客には「美術館を出た後にあなたはどこに向かいますか?」と書かれた紙が渡されました。
これに各自が答えを記入し、最後にパフォーマンスの一環として読み上げられていきましたが。
いちばん笑いが起こったのは「ひ、ひ、ひ。ひが3つ、ひみつ。4歳」と書かれたものでした。
(「死んだ飼い猫の話を聞いてくれる優しい友人のもとへ」というのも好きでしたが)
私は「明日」というありきたりの回答しか思い浮かびませんでした。

イベントが終わったら閉館30分前、まだ靉嘔の展示を半分しか観ていません。
後半を駆け足で眺めていきましたが、できたらもう一度行きたいです。
観るだけでなく、全身を使って味わうために。
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2012年03月19日

おあずけ

近所の樹。
寒さにたしなめられながら、今にも咲きたそうにしていました。
〈散歩〉って、五石散ていう古代中国の薬を飲んだ人の行動が語源だとする説があるそうです。
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=1316974

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2011年12月26日

宇仁田ゆみ

雑誌『イブニング』2012年01号に載ってた記事が面白かったので紹介。
インタビュー形式で、語るのは映画化された『うさぎドロップ』などの作者、宇仁田ゆみ氏とその夫。

まだ宇仁田氏が、初の短期連載を始めたばかりの頃。
宇仁田氏と夫はフランスに新婚旅行をと計画。
もちろん原稿は仕上げてから旅立つつもりでしたが、予定が遅れに遅れ出発日の朝。
そして、それからがとんでもないことに……

原稿を持って家を出た2人。
まず移動中の電車内で描いて空港から郵送しようとしますが、電車が揺れて描けず。
そこで旦那さんが現地のガイドブックを見ると、パリに日本の宅配便の会社があるのを発見。
「向こうで出そう!」と決め、機中の人に。

現地に到着後、ホテルの部屋で原稿を仕上げた宇仁田氏。
いざ調べておいた宅配会社に持っていったはいいが、載せる飛行機は1週間後との答え。
「日本には10日後に到着します」。
ええっまじで! 間に合わない! もう終わった…

しかしその宅配会社で、別の日本の宅配便(つまりライバル社)が近くにあると教えてもらいます。
急いで行ってみたが、やっぱりパリ発は1週間後。
ところが今度はそこで、近くに書類専用の便があると教えてもらいます。
行ってみたところ「2日後に届く」と!
こうして原稿用紙とともに巡った新婚旅行も、荷物がひとつ片づいて。
一方で編集部では、「フランスから原稿送ってきた新人がいる!」と話題になったそうです。

このインタビューの締めくくりは「描こうとする意志があればどこでも描ける!」。
宇仁田氏が審査員を務める新人漫画賞の募集記事なのでした。
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2011年05月20日

茉莉花

ジャスミンの花が盛りです。
少し離れた所ならよい香りだけど、咲いている場所に行くと強烈すぎです。
自宅の近くにはないはずですが、室内にいてもなぜかわずかに香ります。

この匂いがジャスミンの花のものだと知ったのは、今月初旬のこと。
実家の庭にたくさん咲いているのを見て母に尋ね、「ああ、これがあの」と知ったのでした。
前々から気にはなっていましたが、嗅覚はネットでは調べられなかったので。
静岡のジャスミンの花は、もう萎れている頃でしょう。
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2011年05月06日

ユッケ

ジュビロのホームゲームの前日、実家に1泊。
夕食は家族で回転寿司です。
回っているネタの名前が書かれた札に、修正シールが貼られたものがあります。
“海鮮うま辛和え”と書かれたそれは、以前は“海鮮ユッケ”だったようです。
http://kappazushi.jp/menu/index.php?catid=6
これだってシール印刷の実費、サイトや注文システムの修正の手間などがかかっています。
こんなとこまで補償は考えていないでしょうが。
あの焼肉屋の若社長、ここまで影響すると想像できたでしょうか?
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2011年01月15日

サナトリウム

入院中、あんまりヒマだったので、詩を書いてみました。
方法は、起き抜けに思いついた言葉を自由につなげていく、いわゆる自動筆記。
ただし自由過ぎても文章の体を成さないかと思ったんで、以下のルールを作りました。
○頭に浮かんだ七+五の12音を1セットにし、文字にして書いてつなげていく
○文字表記も漢字や仮名など、その時点で思いついた字で
○書いた単語や文のつながりが意味不明でも一切気にしない
○飽きたところで、何となく終わる感じの文にして終わり
題名は、文学界の先人たちにならって『サナトリウム』、と。

  夕暮れ続く ひたたいに
  知る由もなし 花むぐら
  首の包帯 なが白く
  ハマのFM 風に散る
  鋤を見せれば 色かづき
  あると左で 行きすぎる
  寝耳に水の 清けきに
  肝臓心臓 めんぱ取り
  蕗の寂しき 真備にも
  春甘草に 梅の木に
  セパタクローが いと寒し
  地団駄も見ず 秋の文
  彩成すおりを 侍りしに
  轡とらえて 憂しと見し
  むべ山風を 無分別
  さきくとばかり 唄うなり
  河原状の 平家蟹
  さあサッフォーが 夜の閨
  ダイジェスト版で ご覧あれ
  行く先々で 親切を
  切り取りながら 生きている
  不安感より 絶望観
  金だらいには 水はなし
  孤高の国が 何処にある
  スヴェトラーナ・マタリクス
  復帰初戦は 平がいず
  探りを入れに 雪の羽
  形式にのみ 蓋をして
  行き過ぎる戸ぞ 普段着で
  河面に出でて 鮒つかみ
  すっからかんに なっちゃった
  マタイセン、グティ、日々是決戦

いつ頃どこで書いたかが、色濃く影響してますね。
無作為の引用とかも、文学というより心理学の領域のような。
この間、萩原朔太郎の初期詩集を読んで勇気づけられたので、表に出してみました。

入院中に書いたのはこの一篇だけですが。
面白いので、思い立ったらまたやってみようかと。
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2011年01月05日

ラジオ

自分が入院しているとき、友人Yが貸してくれたラジオをよく聴いていました。
掌サイズどころか片手に握れば隠れてしまうくらいで、単4×1本で使えます。
AMはあまり役立ちませんでしたが(ニッポン放送が入らない)、FMは大活躍しました。
NHK、東京FM、J-WAVE、インターFM、NACK5はハッキリと。
FM横浜や千葉のベイFMも聞こえます。
FM富士なんて局、はじめて知りました。
FM西東京に葛飾FMにFM世田谷なんてコミュニティ局まで聞こえます。
テレビ中継されないJリーグの試合実況を聴いたりしました。
(しかし映像がないとわかりづらいもんですね、サッカーって)

消灯も料金も(テレビは10時間1000円のカード式)関係ないのはもちろんですが。
時報やニュースや交通情報や天気予報が入り、だいたいの時刻がわかるのも助かりました。
食事、投薬、回診、病室の清掃、検温など看護士の巡視、着替え&身体の清拭、シーツなどの交換。
病院では一定の時間帯に行われる事柄が意外に多くあります。
私は歩くどころか車椅子にも乗れない時期があり、トイレもベッドの上で済ませていました。
その最中に医師や看護士や清掃業者にやって来られると、ちょっと…。
(実際に、カーテンを開けられそうになったことがありました)
大部屋だし、ニオイのこともあるので、あまり食事の時間前後も遠慮したいところです。
ずっと病室の中なので携帯電話の時刻表示は見られない。
あまり正確な時刻は必要ないので時計を置くほどではない。
そんなわけで、約30分ごとに時刻のわかるラジオは重宝しました。

それでなくとも最新の音楽やニュースが耳に入るラジオは、変化のない病室では有難いものです。
そんなわけでYの了解のもと、入院した友人Nのところへ、見舞いがてら持っていきました。
DVDにパソコンにPSPも病室に持ち込んだN、あまり退屈しないとは思いますが。
3ヶ月程度の入院の予定なので、いつか役に立つこともあるでしょう。

病院の前から携帯メールを送ると、Nは下まで降りてきてくれました。
別の友人Mも来ていたので、3人でテラスで話します。
今のところ食事制限などはないそうです。
今度来るときは、家にあるふりかけを持っていこうと思います。

NもMも私も、ラジオの持ち主のYも、全員が共通の友人どうしです。
「このラジオ、次は誰のとこ行くのかな?」とM。
私は「いやー、その後は持ち主に返るでしょ」と答えました。
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2010年12月02日

ACC

ACC(全日本シーエム放送連盟)のイベントに行ってきました。
http://www.acc-cm.or.jp/expo/

50周年記念イベントだというのに、開催を知ったのはたまたまACCのサイトを見て。
イベントのキャッチも、もう少し考えろよと思います。
11月30日にはチケット完売・当日券なしとあったのに、12月1日夜にコンビニで前売券が買えました。
ただし3日金曜のほうは売り切れでしたが。

まず観たかったのはCMディレクター杉山登志のCM集。
テレビが白黒からカラーに替わる頃の仕事で、なかなか観られる機会はありません。
2つめは日本初公開のドキュメンタリー映画『Art & Copy』。
「広告の仕事に携わることの喜びが、あらためて感じられる一本」の説明に惹かれました。
3つめは日本の過去の名作CM集。
カンヌ国際広告祭入賞CMの上映イベントも、空いた時間に観ようと思っていました。

まぁ行った甲斐はありました。
杉山登志のCMは古さは感じさせますが、モノクロで化粧品の広告をする工夫など見る点はありました。
ゲータレードのキャンペーン『Replay』など、カンヌ関連の上映にも“なるほど”と思わされました。
(引き分けになった学生アメフトの対戦を15年後、同じ選手どうしで再戦させたイベント)
カンヌ事務局がこうしたイベントにフィルムを貸すことは通常ないと繰り返し言われました。
だったらもっとしっかり告知しろよと思います。
「明日は他のCMを見せるので明日も来て」と言われても、明日のチケットは売り切れです。

http://www.artandcopyfilm.com/
『Art & Copy』でも、さまざまなCMを観ることができました。
伝説とも称されるジョンソン大統領選のCM『Daisy』やアップルコンピュータ『1984』も大スクリーンで観られました。


ただ“広告の仕事に携わる喜び”が感じられたかというと、そうは言えません。

映画の中で、ナイキのコピー『Just Do It』について、それを発案したダン・ワイデン氏がこう言います。
「ナイキのタグラインを考えているとき、ある死刑囚の新聞記事に目が留まった。
 その男は自分の死刑が行われる瞬間、執行官に向かってこう叫んだ。
 "Let's do it!"
 そこからJust Do Itを思いついた」
当時のナイキ社の宣伝担当者も映画に登場しますが、「そんなの初めて聞いた」と答えます。

映画の最初のほうでは、MTVやトミー・ヒルフィガーなどの広告を手がけたジョージ・ロイス氏がこう言います。
「広告は毒ガスみたいなものだ」

上映前には電通の鏡明氏による解説がありましたが。
あまり話した甲斐はなかったかもしれません。
客席からはDDB社によるフォルクスワーゲンの広告など、過去の名作を勉強してなさそうな反応しかありません。
ワーゲンの写真につけられたコピー“Lemon.”が、不良品の意味だと客はわかっていたでしょうか。
カウボーイのキャンペーンで男性向けタバコに大転回されたマールボロの例など、さも周知のように話していましたが。
客席はそんなことを知っているようには見えませんでした。
せっかく電通が日本での上映権を買い取り、日本語字幕までつけての上映なのに。

映画は少し負の面も映し出しますが、ハッピーエンドのような形で終わります。
会場を出たところでは数名の若い観客が「勇気出たよ〜!」などと能天気に話しています。
こういう無批判な、朝三暮四的な考え方しかできない人間しか、広告という仕事はできないのでしょうか。
http://gogen-allguide.com/ti/tyousanboshi.html

この日、見てよかったと最も思ったのは、ある公共広告。
定点カメラでBGMもなく、両腕のない女性がひとりで朝食を作る様子が流されます。
冷蔵庫から生卵を口で取り出し、それを下のボウルに落として割り、それをもう一度繰り返し。
食パンを咥えてトースターに入れて焼き。
今度はフォークを咥え、ボウルの中の生卵をかき混ぜ…
(たぶんこの後オムレツを焼くのでしょう)
2分くらいはこの映像が続いたと思います。
見ているのが辛く感じられる頃、画面に文字が現れます。
「これを見続けるより、ここに電話するほうが楽でしょう? ××に寄付を」
(日本のCMではなく、実際にはもちろん日本語ではありませんが)
いろいろ飾るより事実そのまま出したほうが伝わると考えた、正しい広告制作者の発想だと思いました。
ある意味では広告の敗北なのですが。


これを書いているのはもう25日。
20日以上も過ぎてますが、私が前に進むには必要かと思い書いておきました。
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2010年10月17日

このところ走る夢をよく見ます。
もちろん自分の足でです。
数年前までは、飛ぶ夢をよく見ていました。
ないものねだりは変わりません。
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2010年09月16日

遺失物

ああ小雨がパラつくのに松葉杖なのにはるばる行ってきました警視庁遺失物センター@飯田橋。
ああ再び巡り会ってきました落とし物。

100917_173821_M.jpg
iBookをバックに撮ってみました。
ブローチと称すればよいのでしょうか。
一輪の草花を模した金属製の全長は10cm弱。
全体も、花弁の中の緑色も、すべての材質はわかりません。
しかし葉のカーブや花弁の細工は、4月に路上で見つけたときから私の目を引きつけました。

現在では落とし物は、警察に届けられて3ヵ月で拾い主のものになり、そこから2ヵ月でもらう権利が消滅します。
3ヵ月めを迎えたのは入院中、さらにあと数日で引渡し期限というところまで来てしまいました。
おまけに遺失物センターは日祝だけでなく土曜も休み。
通院の都合なども考えると雨の中を出かけるほかなかったのです。
それだけの労苦を払っても受け取りに行きたくなる魅力があったわけですが。

さて、これにどれだけの価値があるのか。
どこかに鑑定に持っていきたいですが、あんまり安くても恥ずかしい思いをしそうで、思案しどころです。
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