2015年05月26日

柏から世界へ

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♪柏から世界へ 激情を見せつけろ
  目の前の敵をぶっつぶせ 俺たち柏♪
『切手のないおくりもの』の節で歌われるこのチャント。
今回のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のために作られたのでしょうか。
日立柏サッカー場、柏レイソルvs.スウォンサムスンブルーウィングス。
ACLの観戦は2回めですが、柏に来たのは初めてです。

JR柏駅からのバスを降りるとすぐの日立台公園。
市民公園ぽいですが、案内のテントなどが出ているのでこの中なのでしょう。
木々の間の舗装されていない地面を進むと、やがてスタジアムが現れます。
それほど大きな場所という印象は受けません。
自由席は「柏熱地帯」と呼ばれるホームゴール裏だけなので、指定席を前売り購入。
AR指定席というバックスタンドのホームゴール寄りの位置を買いました。
鉄骨で組まれた仮設的なスタンドの上に座席が置かれています。

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結論からいうと、この席にして大正解でした。
ホームゴール裏は2階席でも立って応援するのが望ましいとされているよう。
このAR席なら試合中に立つことも強制されません。
それでいてホームゲームの醍醐味は十分得られます。
周りはレイソルユニフォームを着たサポーターに囲まれて。
私のようにユニなしの観客には黄色いビニール製の模擬ユニが配られます。
そしてキックオフ前から、四面から楚歌ならぬチャントが老若男女問わず歌われます。
聞いたことのあるメロディが多いので、私もすぐに一緒に歌います。
手拍子と「柏レイソル!」のコールが独特なので、こっちはなかなか慣れませんでしたが。
スタンドを巡ってみたところ、バックスタンドはすべてホーム側のもの。
アウェイグッズを身につけての通行が禁止されています。
アウェイサポはアウェイゴール裏とメインスタンドの端しか座れないようです。
(ただしアウェイゴール裏は立見席です)

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ブーイングをこれだけ聞いたのも初めてでした。
相手チームがウォーミングアップに出てくると、それはそれは盛大なブーイング。
ビジターなんて呼び名ではなく、完璧なアウェイです。
しかもスウォンサムスンはなぜかホーム側のピッチで練習。
練習している間ブーイングが途切れません。
シュート練習でゴールを外せば容赦ない指笛で囃し立てます。
スタジアムそこかしこにあるレイソルのスポンサー名を隠すねずみ色の幕と相俟って。
異様な雰囲気を盛り立てています。
サッカー専用のピッチの近さもあり圧倒的な迫力、1万人入ってないとは思えません。
ブーイングは試合中、相手が最終ラインでボールを回しているときも。
相手コーナーキックやゴール近くでのフリーキックのときも。
このブーイングだけは参加できませんでした。

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この日のレイソルは不調だったと思います。
両サイドにも中央にもスペースが空きまくりです。
案の定、元フロンターレ所属で北朝鮮代表のFWチョン・テセに先制されます。
でもこれはホーム&アウェイ計2試合の2戦め。
1戦めは3点獲っての勝ち、トータルで勝てばいいんです。
前半終了後にスタンドに来た応援リーダーも「第3クォーターが終わった」と表現します。

しかし後半に入って追加点を奪われ、いよいよ尻に火がつきます。
この重苦しいムードを振り払ったのは、一発のゴールでした。
FWレアンドロのシュートのこぼれ球を誰かが押し込みました。
客席でも「誰だ?」「誰が決めた?」の声。
大声援で得点者の場内アナウンスもよく聞こえません。
誰の得点かわからないながらも、見ず知らずのおっさんどうしでハイタッチします。

それからもレイソルが耐える展開。
何度となく繰り返される相手コーナーキックのたびに肝を冷やします。
けれど、耐え抜きます。
3分のロスタイムも過ぎ主審の腕が上がると、大歓声。
苦しみながらもACLベスト8進出が決まりました。
スタンドはまたも♪柏から世界へ♪の大合唱です。

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帰りは公園内や住宅街の暗い道につまずきながら、黄色い列とともに柏駅へ。
このスタジアムでアウェイゲームは観たくないなと思いながら。
都内の自宅まで約2時間、意外に短い帰り道でした。
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2015年05月06日

兆し

野津田で町田ゼルビアvs.福島ユナイテッド。
前節で勝ったので、今回も無料入場できる“勝利給チケット”があります。
先日とは別の友人を連れてきました。
私の着ているユニフォームの背番号12の意味がわからない程度のサッカー素人ですが。
そこはいろいろ教えながらの観戦です。
ホームとアウェイの違いもわからないようなので。
スタンドを一望させて、アウェイ側がどんな扱いをされるか具体的に示します。

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窓口では、前節の半券を差し出して勝利給チケットをお願いすると「何枚ですか?」と。
は? どういう意味でしょう?
どうも、2連勝なので勝利給チケットも1人につき最大2人ぶん利用できるようでした。
公式サイトの説明がわかりにくいなと思いました。

友人が「素人目に見て押されてる感じがする」と。
まさにそのとおりで、運動量で福島が上回っています。
2トップのFW久木野もFW鈴木孝司も飛び出しのタイミングをつかみかねています。
ボールに追いつけないかオフサイドをとられるかを繰り返しています。
(オフサイドは友人に「早く言えば待ち伏せ禁止のルールだ」と説明しておきました)
すぐ後ろの席には、ヤジ代わりに随時解説をしてくれている集団が。
おかげで友人にも試合動向がわかりやすいようです。

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後半になると福島の運動量が落ちて、ゼルビアにもチャンスが出てきます。
やがて、ゴール前に出たボールに孝司がうまく合わせ、思いがけず先制。
横の友人も構わずタオルマフラーを振り回して凱歌を挙げます。
しかしコーナーキックを押し込まれ、すぐさま同点に。
その後、ベルマーレから加入しゼルビアで公式戦初出場のFW中村祐也が投入され。
MF土岐田も途中出場し、想定された今季のベストメンバーが揃います。
それからは一進一退、どちらもゴール前まで迫りますが得点には至りません。
1-1の引き分けでの決着となりました。

勝てはしませんでしたが、いちばん見せたかった鈴木孝司のゴールはありました。
心配だった暑さや日差しもそれほどでもなく、半袖だと肌寒いほどでした。
友人も、サッカー観戦は初めてながら楽しかったと答えてくれました。
奇数チームで争われるJ3、次節ゼルビアは休みで次の試合は11日後。
その時には連戦の疲れも抜けて戦術も修正され、中村も先発で出てくるでしょうか。
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2015年05月03日

プレゼント

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野津田で町田ゼルビアvs.FC琉球。
前節のJ-22戦で勝ったので、今日は“勝利給チケット”がプレゼントされます。
入場券1枚に加え前節の試合の半券を持ってくると、もう1人タダで入場できる企画。
友人を誘って久しぶりに2人で来ましたが。
この企画を利用する人が少ないのか、それほど混んではいません。
はるばる沖縄からのアウェイ客は、もっと寂しい感じでしたが。

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中盤の争いが激しいです。
後ろの席から「ラストパスが崇文からしか出ない」と嘆く声が聞こえます。
相手キーパーと1対1に近い形にもなりますが、シュートは外したり止められたり。
琉球側にはカウンター以外に攻撃らしい攻撃をさせませんが。
0-0のまま時間が過ぎていきます。

後半ロスタイム3分も終わりかと思われたとき、GK高原からのラストプレイ。
敵ゴール前まで運ばれたロングボールのこぼれ球に鈴木孝司が詰めます。
ついにゴールが決まり、総立ちになる観客席。
と同時に試合終了。
1-0、劇的な幕切れとなりました。

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勝利インタビューで相馬監督。
「90分守り抜いたことへの神様からのプレゼント」といった表現でゴールを讃えます。
これで次のvs.福島ユナイテッド戦でも勝利給チケットが発生。
今日同行した友人は都合が悪いというので、誰を誘うか思案中です。
(写真中央、観客席フェンス越しにサインするFW鈴木孝司)

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2015年04月29日

デカモリシ

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FW森島康仁、通称デカモリシ。
背が188cmあるのもその理由ですが。
かつて同じセレッソに日本代表の森島寛晃がいたため、こう呼ばれます。
その後トリニータ→フロンターレと移籍し、今季ジュビロに加入。
FC東京に移った前田遼一に代わるエースストライカーとなるべく期待されます。

でも、それは役者不足というものでしょう。
A代表にも呼ばれた過去に比べれば、明らかに今の森島は力が劣ります。
今日はその森島が1トップで先発。
ゴールデンウィークの2週間で5試合という過密日程を考慮したためでしょう。
FWジェイは控えにも入っていません。
一抹の不安がよぎります。

不安は的中、森島はシュートを外しまくります。
対戦相手のアビスパ福岡は、GKカミンスキーが弾いたボールを押し込んで先制。
強いとはいえないアビスパだけに、早く得点を返してくれと気が焦ります。
シュート数では明らかに勝っているジュビロ。
しかし森島はじめ攻撃陣は外しまくります。

ホームで0-1の敗戦。
ジュビロと森島の今後が危ぶまれる試合でした。

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2015年04月26日

経験値の差・2

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野津田で町田ゼルビアvs.Jリーグアンダー22選抜。
先週に続いて経験値の差がよく表れた試合でした。

22歳以下とはいえJ1・J2から選抜された選手たち。
個々の実力はそこそこ高いはずです。
しかし1対1の場面ではほとんど負けています。
ウォーミングアップ中、体格の違いを指摘する声が観客席から聞かれました。

戦術らしきものもありません。
とにかくゴール前を固めて、数人でボールを奪う。
奪ったボールはとにかく縦に長く蹴り出しFWを走らせて追いつかせる。
または、とにかくドリブルして突破する。
モンテディオの汰木とジュビロの岩元の2トップは足が速く、脅威ではあります。
けれどシュートまで至ることはあまりなく、ゼルビア守備陣に防がれます。
パスワークというものがほとんど見られません。
所詮は寄せ集めの観があり、連係に難ありありです。

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鈴木孝司のPKを除く今季初得点で先制し、久木野が追加点。
後半に入っても孝司と久木野のそれぞれ2得点めに、途中出場した重松にも初ゴール。
6-0の大圧勝に終わりました。
個の力の前に連係力が大切なのだなぁとしみじみ実感する試合でした。

これでゼルビアは2位に浮上。
でも「優勝」の2文字はまだ浮かれすぎというものです。

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2015年04月19日

経験値の差

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相模原ギオンスタジアムに乗り込んでSC相模原vs.町田ゼルビア。
最寄り駅は町田の隣の相模大野。
アウェイゴール裏の芝生席を開放させるほどの来場者です。
おかげで手数料除いてたった700円で観戦できます。
どちらのホームかわからないくらいの応援の数と音声の大きさです。

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気になったのが、相模原側にあった「門番参上」の横断幕。
何を意味しているのか考え、思い浮かんだのが“Jへの門番”です。
それは、ホンダFCやかつての佐川急便SCのように。
Jリーグ入りをめざしていないJFLの強豪を指して呼んだ語です。
しかし今の舞台はJ3。
ゼルビアなどのチームを簡単にはJ2に上がらせないぞ、との表明でしょうか。
でも、だとしたらSC相模原はJ2に行く気がないということでしょうか?

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相手の2トップは強力です。
ヴェルディ出身で32歳の井上平と、言わずと知れた元A代表の高原直泰35歳。
現時点の実力はどうとは言えませんが、経験値ならJ3屈指です。
キックオフから数分、井上に先制点を決められます。
そして個人技でかわされ高原に追加点。
後半に入って久木野の今季初ゴールでゼルビアも1点返しますが、追加点は獲れず。
2-1の敗戦を喫しました。
試合終了後に挨拶にやって来た選手たちに、ゴール裏から怒号がいくつか。
余程のことがなければブーイングもしないゼルビアのゴール裏。
たぶんいつもは野津田のバックスタンドで観戦している客でしょう。

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プロ経験はゼルビアだけでやっと4年のFW鈴木孝司。
プロ6年めでFW起用で今季初スタメンの宮崎泰右。
途中出場した同じくプロ6年めのFW重松健太郎。
得点を決めたFW久木野聡こそプロ10年めですが。
リーグ戦シーズンの半分以上に出た経験がありません。
攻撃陣の経験値の差がそのまま出てしまった結果かと見えました。
しかしそこを何とかしないと、今年も昇格は難しいと危ぶんでしまう試合でした。
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2015年04月12日

個の力

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野津田で町田ゼルビアvs.ガイナーレ鳥取。
遠方なのでさすがにアウェイ側は寂しい入りです。
入場者数も3千人を割りました。

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ガイナーレの守りが堅いです。
ほぼ全員守備で、攻撃はロングボールのカウンター主体。
そこを何とかこじ開けようとするゼルビアですが。
ボールを奪っても足の速い選手がいないため、カウンターの速攻が繰り出せません。
頼みのエースFW鈴木孝司は、どちらかというと守備に追われています。
2トップのもう一人FW久木野が抜け出す場面もありましたが、ゴールに至りません。

そこに後半途中で投入されたのがドリブラーのMF宮崎です。
前節のvs.カターレ富山戦で移籍初ゴールを決めていて。
マッチデープログラムにもインタビューが掲載されています。
「(退場者が出て)数的に不利な陣形だったけど個で打開した」と語っています。
すると数分後、その宮崎が左サイドを駆け上がり。
角度のないところからキーパーの右を抜き、ゴールを決めました。
パスの連携で崩せない相手を、宣言どおり個のドリブルの力で打開してくれました。
試合終了間際にも、ビデオのリプレイのように左サイドを駆け上がりゴール。
2-0で今季ホーム初勝利を収めました。

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マンオブザマッチはやはり宮崎。
ヒーローインタビューを終えてから後を追ってスタンドを回ります。
そしてホームゴール裏で、スタンドのサポーターと一緒に勝利のラインダンス。
これは頼もしい個が加わりました。

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2015年03月21日

スッキリしない

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ニッパツ三ツ沢球技場でYSCCvs.町田ゼルビア。
横浜駅からのバスはガラガラで、横浜FCの試合とは比較になりません。
バスを降りてスタジアムまで歩いてみても人影はまばら。
応援の声なども聞こえてきません。

メインスタンド裏の入場口まで行くとテントがあります。
ようやく試合開催日らしさを味わい、アウェイ側の入場口へ。
列などもうなかったホーム側に比べて、アウェイ側は長蛇の列です。
それでも場内に入ってみると、YSCCのユニフォームを着た人も見かけます。
去年来た試合よりはサポーターが増えてはいるように見えます。
しかしゴール裏を開放したアウェイ側に対し、ホーム側は横断幕があるだけ。
ホーム側のシートにはクルクル円められた水色と白のビニール袋。
たぶんコレオグラフィの準備なのでしょうけど。
そうしたシートにも空席が目立つのが憐れです。

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YSCCのホーム開幕戦。
横浜市中区長の挨拶があり「強豪ゼルビアさんを迎えて」などと持ち上げられます。
アウェイゴール裏からは「いやいやいやいや…」と謙遜の声が飛びます。
去年は2回、試合終了直前のMF鈴木崇文のFKでようやっと勝てた相手です。
昨季のYSCCのリーグ成績は最下位ではありますが。
舐めてかかれないのは、多くのサポーターが知っています。

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始まってみると、去年ほどの怖さはありません。
守備陣がうまく抑えているようです。
去年してやられたMF吉田に裏を取られかけますが、シュートまでは撃たせません。

攻めているのは圧倒的にゼルビアです。
しかしクロスやシュートの精度が明らかに悪いです。
どフリーで撃たれたFW久木野のシュートは、クロスバーを遥か越えていきます。
青いサポーターから落胆の声が何度も聞かれます。

ようやく点が入ったのは後半の中頃。
FW鈴木孝司が倒されて得たPKを、自分で決めました。
『つけまつける』の替え歌である孝司のチャントが、待っていたように歌われます。
けれどわずか1点、安心はできません。
FWエルサムニー・オサマが交代出場して活性化したYSCCが襲いかかります。
DF深津がエルサムニーとやり合い、主審が止めに入る場面も見られます。

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0-1で勝ちはしましたが、いろいろとスッキリしない試合でした。
帰りのバスを待つ列もほんの10m程度と拍子抜けでした。
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2015年03月15日

AC長野

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開幕です。
今度はJ3の開幕です。
野津田でFC町田ゼルビアvs.AC長野パルセイロです。
J2昇格を争ううえで最大のライバルと目される相手と、いきなり対戦。
ゼルビアも入場者1万人をめざして様々な施策を用意しています。
小中高校生は入場無料。
明石家さんまと大竹しのぶの娘でMF大竹選手のいとこのIMALUも来場。
町田市出身のラッパーや地元劇団の主宰者なども呼び、万端の構えです。

その効果はスタジアムに着く前から表れます。
鶴川駅からの直行バスを待つ列はいつもの3倍くらいの長さ。
席も、いつものハーフウェイライン辺りに空きがなく、ややコーナー寄りに座ります。
アウェイ席もだいぶオレンジ色で埋まっています。
「AC長野!」のコールが響きます。

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パルセイロのスタメンには、ゼルビアに所属したことのある選手が2人。
MF向のコール時には、ホーム側からも拍手が起こります。
しかしFW勝又の名がコールされたとき。
ホームゴール裏からはっきりとしたブーイングが聞こえました。
ゼルビアのゴール裏からブーイングを聞くのは初めてです。
ゼルビアがJ2にいたシーズンまでエースFWだった勝又。
そのシーズンオフに完全移籍で栃木SCに移籍しました。
そんな経緯のせいでしょうか。
それとも能力の高さ、敵にしたときの怖さがわかっていることの表現でしょうか。

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IMALUがパスを出し町田市長がシュートする始球式で試合開始。
試合は一方が押すことなく一進一退という感じです。
ゼルビアは勝又にボールが渡るのをうまく抑えています。
パルセイロの昨季チーム得点王のFW宇野沢が出ていないのも大きいようです。
しかし攻撃に移るとパスミスが目立ち、十分な態勢でシュートを撃つまでには至りません。
後半ロスタイム、シュート性のボールをFW鈴木孝司がゴールへ押し込みます。
勝ち越しかと思われましたが、判定はオフサイド。
孝司が触らなければそのまま入っていて、ゴールが認められたかと思われるシーンでした。
0-0の引き分けに終わりましたが、よくやったかなという印象でした。

1万人には及びませんが、後半途中に発表された入場者数は8千人近く。
いつもの3千人程度に比べれば倍以上です。
帰りの直行バス待機列は行きにも増して長く延びています。
早々にあきらめて野津田公園の外の、鶴川駅行きバス停まで歩きます。
するとバス停には、オレンジ色の先客が1人。
「混みますかねぇ?」と尋ねられます。
これまでの経験から「いや、ガラガラですよ。ここ穴場ですよ」と答えます。
それからバスが来るまで、今日の試合のことなど話をします。
宇野沢はケガだったそうで、観客席から「ラッキー!」との声があったと伝えます。
双方とも相手の長所を抑え込んだいいゲームだったとするのは、一致するところでした。

バスが駅に着いて去り際に「帰り、お気をつけて!」と声をかけると。
「今度は長野で会いましょう!」との返事。
たぶん行けないだろうなと、曖昧な笑顔で返答しましたが。
引き分けにも関わらず晴れやかな気分で家路に着きました。
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2015年01月18日

追悼

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奥大介追悼試合です。
昨年、交通事故で急逝した元ジュビロの奥選手を悼むものです。
ジュビロと日本代表の新旧選手で構成された、青のJアミーゴス。
対するは横浜マリノスと横浜FCの新旧所属選手から成る、白の横浜フレンズ。
中田ヒデ、名波、服部、田中誠、井原、高原、俊輔、中澤、カズなど錚々たる面々が集まりました。
旗への寄せ書きも、ジュビロ、マリノス、横浜FCの3チームそれぞれに行われています。

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といっても、湿っぽい雰囲気はありません。
たとえばゴン中山に向けては「中山走れー!」と。
主に横浜フレンズ側ゴール裏から飛ぶ的確なヤジが場内を和ませます。
PKを失敗してすぐさまオーバーヘッドを披露するなど、中山ゴンちゃんも見せ場を作ります。

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どちらが勝てという試合ではありませんが。
現役選手の多い横浜フレンズが有利かと思っていました。
しかし、先取点こそ横浜フレンズが獲ったものの、同点で折り返し。
後半にはさらに平瀬と、選手紹介だけで笑いを誘った武田のゴールで逆転。
4-2でJアミーゴスの勝利となりました。

試合後は発起人のひとり名波の挨拶。
ここでも少し笑いがあり、明るい追悼の会でありました。

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2014年12月10日

金沢長野町田

入替戦までJ3の日程がすべて終わったので、ちょっとシーズンを振り返ってみます。

1位 ツエーゲン金沢 勝点75 23勝6分4敗 得点56 失点20 得失点差+36
2位 長野パルセイロ 勝点69 20勝9分4敗 得点58 失点23 得失点差+35
3位 町田ゼルビア 勝点68 20勝8分5敗 得点59 失点22 得失点差+37
(4位 ガイナーレ鳥取 勝点53 14勝11分8敗 得点34 失点25 得失点差+9)

1位と2位の勝点は6ありますが、2位と3位はわずか1、引き分け1回の違いしかありません。
3位と4位の勝点が15も開いているのとは実に対照的です。
得点と失点、得失点差に至ってはほとんど違いがありません。
金沢&長野と町田との違いを生んだのは、果たして何だったのでしょうか。
各チーム出場試合数の多かった順から10人+GK1人を入れた11人を「イレブン」。
さらにJ3でベンチ入りできる5人も含めた計16人を「主力」と呼んで、比較してみます。


●ツエーゲン金沢

太田康介 DF 32歳 33試合 2,970分(平均90分) 7得点 町田から新加入
作田裕次 DF 27歳 33試合 2,970分(平均90分) 2得点 山形から新加入
原田欽庸 GK 28歳 33試合 2,961分(平均89.7分) 0得点 長崎から新加入
山藤健太 MF 28歳 32試合 2,880分(平均90分) 2得点 ソニー仙台から新加入
清原翔平 MF 27歳 32試合 2,859分(平均89.3分) 9得点
辻尾真二 DF 29歳 30試合 2,506分(平均83.5分) 3得点 大分から途中加入
大町将梧 FW 22歳 30試合 1,874分(平均62.5分) 4得点
保ア淳 DF 27歳 29試合 2,557分(平均88.2分) 1得点 群馬から新加入
阿渡真也 DF 24歳 29試合 1,684分(平均58.1分) 1得点
佐藤和弘 MF 24歳 27試合 2,029分(平均75.1分) 7得点
田中淳一 MF 21歳 24試合 358分(平均14.9分) 2得点 川崎から新加入
 5-4-1 イレブン平均 26.3歳 30.2試合 2331.6分(平均75.6分) 3.5得点
  うちGK除く  26.1歳 29.9試合 2,268.7分(平均74.2分) 3.8得点

富田康仁 MF 24歳 23試合 1,310分(平均57.0分) 3得点
水永翔馬 FW 29歳 16試合 1,416分(平均88.5分) 8得点 長崎から途中加入
越智亮介 MF 24歳 16試合 773分(平均48.3分) 1得点
嶺岸佳介 DF 23歳 12試合 612分(平均51分) 0得点 大卒新加入
金子昌広 MF 23歳 11試合 766分(平均70.0分) 2得点 甲府から途中加入
 主力平均 25.8歳 25.6試合 1,907.8分(平均71.6分) 3.3得点

新加入した太田や作田や保崎や原田、3月に途中加入した辻尾のおかげで守備は安定。
16試合以上に出場したキーパーを除く全選手が得点。
特にDF登録の太田の7得点は特筆すべきで、全員守備・全員攻撃が如実にわかる。
しかし攻撃面では当初、軸になる選手がおらず苦しんだ模様。
その状況を一変させたのが水永だった。
7月に途中加入してからは全試合に先発、16試合で13勝2分1敗。
他の選手の得点力も増し、チームが無得点だったのは1試合のみとなった。
主力16人中10人が新加入・途中加入で、補強が大当たり。
他チームと比較して平均年齢が若いメンバーを、唯一30代の太田がうまくまとめた。


●長野パルセイロ

田中謙吾 GK 25歳 33試合 2,970分(平均90分) 0得点
宇野沢祐次 FW 31歳 33試合 2,913分(平均88.3分) 16得点
佐藤悠希 FW 26歳 33試合 2,778分(平均84.2分) 9得点
松原優吉 DF 26歳 32試合 2,880分(平均90分) 3得点
大島嵩弘 DF 26歳 32試合 2,880分(平均90分) 1得点
有永一生 MF 25歳 32試合 2,615分(平均81.7分) 2得点
西口諒 DF 24歳 32試合 2,388分(平均74.6分) 1得点
向慎一 MF 29歳 32試合 1,956分(平均61.1分) 2得点 町田から新加入
勝又慶典 FW 29歳 32試合 1,737分(平均54.3分) 9得点 栃木から新加入
大橋良隆 MF 31歳 31試合 2,242分(平均72.3分) 1得点
川鍋良祐 DF 28歳 23試合 1,851分(平均80.5分) 1得点 松本から新加入
 4-3-3 イレブン平均 27.3歳 31.4試合 2,473.6分(平均78.8分) 4.1得点
  うちGK除く  27.5歳 31.2試合 2,424.0分(平均77.7分) 4.5得点

高橋駿太 FW 25歳 22試合 638分(平均29分) 3得点 琉球から新加入
野澤健一 MF 30歳 19試合 648分(平均34.1分) 2得点
山田晃平 MF 25歳 16試合 1,425分(平均89.1分) 0得点 長崎から途中加入
高野耕平 DF 29歳 15試合 1,234分(平均82.3分) 1得点
畑田真輝 MF 24歳 15試合 614分(平均40.9分) 6得点
 主力平均 27.1歳 27試合 1,985.6分(平均71.4分) 3.6得点

昨季JFL得点王&MVP、11〜13年ベストイレブンの宇野沢。
昨季JFLベストイレブンの佐藤。
JFL10,11年ベストイレブンの勝又。
この3トップは強力で、3人で計34ゴール、チーム総得点の6割近くを叩き出した。
30試合以上に出場した選手が10人もいて、ほぼ固定したメンバーでシーズンを戦えた。
サブの活躍もあまり必要とせず、元日本代表の伊東輝悦、都並の息子の存在も忘れてしまうほど。
JFLで個人受賞歴がある選手が主力16人のうち8人。
JFLレベルでのトップの実力をそのままJ3に持ち込んだ印象。


●町田ゼルビア

鈴木孝司 FW 25歳 33試合 2,859分(平均86.6分) 19得点
平智広 DF 24歳 32試合 2,808分(平均87.8分) 0得点
木島徹也 FW 31歳 30試合 1,342分(平均44.7分) 5得点
深津康太 DF 30歳 29試合 2,598分(平均89.6分) 4得点
星野悟 DF 25歳 29試合 2,576分(平均88.8分) 3得点 群馬から新加入
庄司悦大 MF 25歳 28試合 2,192分(平均78.3分) 0得点
李漢宰 MF 32歳 27試合 2,385分(平均88.3分) 1得点 岐阜から新加入
戸高弘貴 MF 23歳 27試合 1,949分(平均72.2分) 5得点 大卒新加入
鈴木崇文 MF 27歳 27試合 1,932分(平均71.6分) 9得点 岡山から新加入
ペ・デウォン DF 26歳 26試合 1,192分(平均45.8分) 0得点
修行智仁 GK 30歳 23試合 1,961分(平均85.3分) 0得点
 4-4-2 イレブン平均 27.1歳 28.3試合 2,163.1分(平均76.3分) 4.2得点
  うちGK除く  26.8歳 28.8試合 2,183.3分(平均75.4分) 4.6得点

大竹隆人 MF 26歳 25試合 1,877分(平均75.1分) 1得点
三鬼海 DF 21歳 24試合 1,796分(平均74.8分) 0得点
遠藤敬佑 MF 25歳 22試合 1,510分(平均68.6分) 6得点 群馬から新加入
齋藤翔太 FW 20歳 16試合 257分(平均16.1分) 2得点
久木野聡 FW 27歳 14試合 918分(平均65.6分) 2得点 栃木から途中加入
 主力平均 26.1歳 25.8試合 1,884.5分(平均71.2分) 3.6得点

一見して目立つ点が2つ。
ひとつは、初代J3得点王に輝いた鈴木孝司の得点力。
チーム総得点の3分の1近くを1人で決めている。
しかし裏返すと、それは他の得点源が貧弱ということ。
チーム得点ランク2位の鈴木崇文の得点は主にフリーキックによるもの。
流れの中でのゴールはほぼ孝司に頼り切ることとなった。
シーズン前半は戸高や遠藤のFW起用、8月からは久木野との2トップ。
そして途中で木島や齋藤に替わるというパターンが見られるが。
いずれも得点力は物足りず、孝司とのコンビに苦慮した跡が表れている。
もうひとつは、4人めのディフェンダーの決まらなさ。
ペ・デウォンと三鬼の交代もたびたび見られた。
主にサイドバックを務めた2人だがどちらも無得点で、攻撃参加では物足りなさを感じさせた。

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個人的には、カウンター攻撃がほとんど見られないのが不満でした。
足の速いFWと運動量豊富なサイドバックの補強が、このオフの課題になることでしょう。
でも三鬼には、何とか残ってほしいところです。
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2014年12月07日

山岸2

土曜日と日曜日、味スタに行くのはどちらにしようか迷いました。
土曜はFC東京のホーム最終戦でプレゼント&セレモニーあり。
日曜はJ1昇格プレイオフ決勝。
で、GK山岸が観たくてプレイオフに行くことにしました。
チケットも自由席なら、先週のジュビロ戦より千円も安いです。
アウェイ側=モンテディオ山形の側の自由席を買いました。

場内は一見するとホーム扱いのジェフユナイテッド千葉のサポーターが多いです。
ユニフォームなど応援グッズを持っていないのをいいことに場内を一周。
優勝チームへの楯の展示などを見て、計3種のマッチデープログラムを手に入れます。
1つはJリーグ作成のもので、両チームのデータが細かく載っています。
もう1つはモンテディオ山形のもので、相手のジェフのことは一切載っていません。
天皇杯のことも載っているので、天皇杯決勝でも配られるのでしょう。
残りの1つはジェフのもので、広げると片面はジェフカラーの真っ黄色。
選手入場時にこの面を向けて掲げて観客席を黄色に染めるようです。
アウェイゾーンに入る前に、黄色が見えないよう小さく畳んで席に持ち帰ります。

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ジェフのゴール裏はかねて予告されていたとおりのコレオグラフィ。
しかしモンテディオのゴール裏も負けていません。
元モンテディオ所属だったMFの中村太亮と佐藤健太郎には盛大にブーイングします。

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モンテディオの戦術は、先週のジュビロ戦と同じ。
思っていたとおりのしつこい守備です。
一方のジェフは、今年は初めて観ますが、どちらかといえば攻撃的。
1トップの元日本代表FW森本貴幸にボールを集めます。
そして今日もモンテディオGK山岸は、堅いセーブを見せています。
どちらもそれほど得点の匂いをさせない展開です。

先制は数少ないチャンスからでした。
モンテディオが得たコーナーキックは、最初は相手GKに弾かれますが。
そのこぼれ球から再びペナルティエリアにクロスが上がると。
ベテランFW山崎雅人が合わせたボールはGKの脇を抜けてゴールに吸い込まれました。
私は前の座席にいた知らない人とハイタッチします。

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その後もチャンスの少ない展開は変わらず。
モンテディオは陣形をコンパクトに保ち、守備組織は安定。
しかし攻撃はショートパスでつなぐことができず、後列からのロングボール頼み。
そこに飛び出せる選手がいないので、効果的な攻撃が生まれません。
ボールを保持しチャンスを多く生み出しているのはジェフのほうです。
けれどこちらも、シュートの精度を欠き、枠内シュートも山岸のセーブに阻まれ続けます。

4分のロスタイムを経て0-1で終了。
その瞬間、アウェイ側観客席が一斉に沸きます。
これでもし来週の天皇杯で優勝しても、J2からACL出場という事態もなくなりました。
今日のような戦術がガンバにまで通用するかというと疑わしいですが。
今だけは喜びに浸っていいでしょう。
観客席は笑顔の人であふれていました。

入場者数は3万5千人以上。
ほとんど人波が進まない飛田給駅までの道の混みようも初体験でした。
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2014年11月30日

山岸

山岸範宏、ポジションはゴールキーパー、推定年俸4千万の高額選手。
しかし浦和レッズでは新加入した現役日本代表の西川の後塵を拝し。
さらに昨季の正キーパーだった加藤に次ぐ第3GKとなりました。
そして今年6月にモンテディオ山形に期限付き移籍します。
すると、以後リーグ戦全試合にフル出場。
モンテディオが昇格プレイオフ圏ギリギリの6位に滑り込む原動力となりました。

今日の昇格プレイオフ準決勝、対戦はジュビロ磐田vs.モンテディオ山形。
開催場所はリーグ戦順位が上だったジュビロのホーム、ヤマハスタジアム。
しかもジュビロは勝たなくても、引き分けで決勝進出できます。
そのうえモンテディオは水曜日に天皇杯を戦った疲労もあるはずです。
ところがそのモンテディオ相手にジュビロは、2週間前このホームで0-2で負けています。
さらにその時点ではまだ3位だったのに、リーグ最終戦で4位に落ちています。
6戦勝ちなしでリーグ戦を終えたジュビロ、いろいろ不安な要素もありまくりです。

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久しぶりに1万人超を集めたヤマハスタジアム。
アウェイゴール裏2階席には少なからぬ数のモンテディオサポーターがいます。
試合は、モンテディオの素早い守備にジュビロが攻めあぐねている印象。
するとジュビロゴール近くに迫ったボールに、GK八田が飛び出します。
八田のクリアは小さく、モンテディオの選手に拾われゴール前にクロス。
モンテディオのチーム得点王FWディエゴに押し込まれ、先制点を奪われます。

モンテディオゴールを守る山岸は、枠内に来たボールをことごとく跳ね返します。
素直にゴールを狙ったシュートではまず点を奪えそうにありません。
ようやく得点できたのは、前半ロスタイム。
DF駒野が撃ったミドルシュートのこぼれ球の、さらに山岸が弾いたこぼれ球でした。
前半は1-1で終了となりました。

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後半、試合は膠着状態に入ったように見えました。
相変わらずモンテディオの守備に手こずるジュビロ攻撃陣。
終盤、得点したFW山崎を交代させたジュビロ。
あるいは引き分けに狙いを定めたのかもしれません。
ところが後半ロスタイム、ロングボールを放り込んだモンテディオがコーナーキックを得ます。
ゴール前に上がってきたのは、GK山岸を含むモンテディオ全選手。
ニアサイドに蹴り込まれたボールを捉えたのは、山岸の頭。
球はジュビロGK八田の右手をかすめ、ゴールに吸い込まれていきました。

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もう時間はありませんでした。
2-1でジュビロの敗退、来季もJ2決定。
守備も攻撃も、山岸にしてやられました。
快哉を叫ぶモンテディオ選手とサポーター。
ジュビロの選手もバックスタンドに一礼し、サポーターも拍手で応えます。
しかし私には、手を叩くことはできませんでした。
引き分けでいい試合を、こんなやぶれかぶれのような攻撃で落とすなんて。
そんなチームに、あのジュビロは成り下がったのかと。
ブーイングするでもなく、握った手を下ろしたまましばらくピッチを見下ろしていました。
帰り道、すれ違うモンテディオサポーターを羨ましく恨めしく見つめてしまいました。
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2014年11月16日

あと3つ

町田ゼルビアvs.福島ユナイテッド。
今季リーグ戦のホーム最終戦です。
ステージでは来季の新ユニフォームが披露されました。

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大事な一戦とあり、ホームゴール裏では選手入場時にコレオグラフィでの応援。
写真は撮れませんでしたが。
アウェイゴール裏もビッグフラッグを出せるくらいの人数が来ています。

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この大事な試合で、GKは修行智仁。
今季正GKを務めていた高原が負傷したらしく、出番が回ってきました。
控えGKにはシーズンこれまで1試合ベンチ入りしただけの島崎が入っています。

試合はロングボールで中盤を省略してくる福島の戦術に苦しめられます。
しかしその中でも、我らがエースFW鈴木孝司が先制ゴール。
危ない場面もありながら、寸でのところで失点も許しません。

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ところが、事件は後半に起こります。
ゴール前に上がったボールにジャンプした修行。
相手選手と交錯しながら地面に落ち、動けなくなります。
担架で運ばれた修行は、そのまま島崎と交代。
大卒新人の島崎に、思わぬ形でプロ初出場の機会が巡ってきました。

いつもより多い4500人近くの観客が入ったスタンドは緊張感に支配されます。
1点リードしていながら、ゴール近くにボールが行くたび手に汗。
その後、相手に退場者が出ますが、それでも緊迫した展開は変わらず。
攻め上がったサイドバックの星野が追加点を決めて、ようやく少し安堵感が漏れました。
そして試合は2-0で終了。
来週のリーグ最終戦に向けて、J2昇格圏内2位への望みをつなげました。
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試合後にはホーム最終戦のセレモニー。
(株)ゼルビアの下川社長の挨拶の中で、修行の状態が触れられます。
病院に運ばれたが、「どっちが勝っている?」と言いながら救急車に乗った、とのこと。
(その後、脳しんとうを起こしたが大事には至っていないと発表がありました)
そして李キャプテン、相馬監督、下川社長が口を揃えていたのが“あと3試合”。
来週のリーグ最終戦、それから2位に入ってJ2への入替戦2試合も戦う、と。
ゴール裏では口々に「(最終戦が行われる)藤枝行くぞ!」の声が上がっていました。

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2014年11月09日

あと50

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町田ゼルビアvs.FC琉球。
J2昇格プレイオフ圏内の2位に向けて勝たなければならない戦いが続きます。
沖縄から来るサポーターはさすがに少なく、ちょっと寂しいアウェイゴール裏です。

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PKを止められたときはどうなるかと思いましたが。
その後、エースFW鈴木孝司が先制点。
さらに新婚のMF鈴木崇文が2得点し、MF遠藤もゴールを挙げ、順調に加点。
1点は返されましたが、4-1で順当な勝利を収めてくれました。

リーグ戦も今日を含めてあと3試合と緊迫した状況だというのに。
若干の雨のせいか入場者数は少し物足りない2950人。
来週のホーム最終戦ではどれくらい入ってくれるでしょうか。

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2014年11月02日

予言

野津田競技場で町田ゼルビアvs.YSCC。
この日は「東京五輪パラリンピックキャンプ地招致マッチデー」と冠され。
町田になじみのゲストによるトークショウが開催されました。
まず、毎度おなじみの町田市長、石阪丈一。
町田出身でゼルビアOBで元日本代表の戸田和幸。
同じく町田出身で元日本代表の大竹七未。
東京オリンピックのサッカー競技をタダで観たとか、最も面白かったのは町田市長の話でした。

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J2昇格圏の2位に勝ち点3差の3位のゼルビアには、勝ち星はもう落とせません。
まして相手のYSCCはリーグ最下位、負けるわけにはいきません。
近くの横浜のチームでありながらアウェイゴール裏に閑古鳥を鳴かせているYSCC。
ますます絶対負けられません。

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しかし、負けたことがないながらなかなか勝てない相手が、このYSCCです。
アウェイの三ツ沢球技場で今季2戦していますが、1勝1分け。
その1勝も後半ロスタイムに1ゴールをもぎ取ってのものでした。
今日も相手の組織立った守備と豊富な運動量に、なかなか得点できないゼルビア。
なぜこのチームが最下位なのか、観るたび不思議に思います。
これでもっとシュートが正確だったなら、早々に勝負はついていたでしょう。

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0-0のまま後半も中盤に入ると。
ゴール前の混戦から一度は跳ね返されたボール。
それを、密集の背後にいたボランチのMF李漢宰がミドルシュート。
やっとのことで先取点を挙げました。

ところが数分後、何度も突破を許していたYSCCのサイド攻撃から。
目下チーム得点王の要注意選手MF吉田に、同点ゴールを許してしまいます。
対するこちらのチーム得点王でリーグでも得点王のFW鈴木孝司は負傷交代した後。
対抗する手段はないかと思われるまま、後半ロスタイムに入ると。
相手ゴール近くでFKのチャンスが巡ってきます。
「崇文のFKで直接決めちゃえ」と、声に出していました。

蹴るのは予想どおり、後半途中で交代出場したMF鈴木崇文。
低めの弾道の球は、見事に直接ゴールに吸い込まれました。
私のつぶやきは、予言として実現してしまいました。
それからほどなく試合終了、2-1で劇的な勝利を収めました。

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2位の長野パルセイロは引き分け。
これで勝ち点の差はわずか1に縮まりました。
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2014年09月28日

名波監督

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ヤマハスタジアム、ジュビロ磐田vs.愛媛FC。
監督がシャムスカから名波浩元選手に交代してから初の公式戦です。
マッチデープログラムの表紙はスーツ姿の新監督。
観客席にはジュビロの背番号7のユニ、日本代表の10番のユニが散見されます。
愛媛の非公式マスコット、蛙の一平くんも、正面から撮れないほど人気ではありますが。

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目下リーグ18位の愛媛ですが、油断はできません。
何しろ今季J2で1敗しかしていない湘南ベルマーレを破ったのがここですから。
ましてこちらは前節、水戸ホーリーホック相手に惨敗したばかり。
監督が代わったといってそう簡単に変わるものでもありません。
攻撃にチャレンジしない後ろでのパスが相変わらず目立ちます。
ちょっと隙を見せればすぐ相手のエースFW河原が迫ってきます。
しかしそれでも何とかしてくれるのが、我らが前田遼一。
後半開始から数分、DF櫻内からのクロスを頭で押し込みました。
さらには控えに回ることの多かったMF松浦が、先発起用に応え追加点。
あとは危ないシーンもほぼなく、2-0と名波監督デビュー戦を勝利で飾りました。

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ブーイングのない試合も久しぶりです。
ホームゴール裏には名波監督に向けた手書き横断幕が出ています。
試合後には選手時代の名波のチャントも歌われます。
久しぶりに『勝利は続くよどこまでも』も気持ちよく歌えました。
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2014年09月07日

他サポ割

野津田に何を着て行こうか迷いました。
今日のゼルビアの相手はクラブチームでなく、Jリーグ・アンダー22選抜。
しかも今日はナビスコ杯と天皇杯1試合を除いてJ1・J2・JFLの公式戦がありません。
そこで実施されたのが、かつてない企画「他サポ割」。
ユニフォームなど他クラブのサポーターを証明するものがあれば、500円で観戦できます。
チャントを歌ったりするのに奇異な目で見られないか不安にもなりましたが。
結局は安さに負けてジュビロのユニフォームを着て行きました。

ヴェルディや大宮、湘南など近隣のクラブからは当然としても。
北から札幌、仙台、鹿島、新潟、富山、松本、名古屋、鳥栖、熊本まで。
去年ゼルビアにいた選手が多く移籍したJFLのアスルクラロ沼津のサポーターもいます。
催事ステージの観覧席にいると拍手が贈られ、面映い気分です。
他サポ割のチケット購入者にはアンケートの依頼が。
チラッと他の回答を見ると、練馬から来た人がいます。
私のように、都内でも現住地以外のクラブのサポーターをしている人は結構多いようです。

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入場はホーム自由席でもアウェイ席でもOK。
でもゼルビアを応援するつもりなので、いつもどおりホームのバックスタンドに。
ただしちょっと遠慮して、少しアウェイ寄りに座りました。
アウェイゴール裏はいつにも増して閑散。
選手名の横断幕は2枚しかありません。

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Jリーグ・アンダー22選抜のGKはジュビロの牲川(にえかわ)。
ただ1人、敵だけど拍手を贈ります。
しかし試合は牲川の2失点を含む3-0に終わりました。
身長197cmのDFハーフナー・ニッキに193cmの牲川に190cmの三根に。
体格ではゼルビアを圧倒している感じですが。
ゼルビアの選手はまったく当たり負けしません。
ふだんは自分のクラブで練習しているU-22選抜の選手たち。
やはり連係の面でミスが目立ちました。

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雨になってもおかしくない曇り空で、次第に寒くなってきました。
後半途中で半袖のユニフォームを脱いで長袖のシャツに着替えました。
試合中にユニを脱いだのは初めての体験でした。
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2014年08月31日

体たらく

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こんなことでは困るんです。
ヤマハスタジアム、ジュビロ磐田vs.栃木SC、2-3の敗戦。
経営難により昨オフに主力を多く移籍させ、弱体化した相手に。
現に順位も下位に沈んでいる相手に。
何よりサポーターもそれほど来ていない相手に。
これで2位の松本山雅とはまた離され、4位が迫ってきてしまいました。

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前半終了の時点で0-1、ハーフタイムに入るとゴール裏から一斉にブーイング。
後ろの席では女子サポーター2人組が守備や連係のまずさを指摘しています。
ディフェンス陣が勝負せず、横や後ろへのパスを繰り返してばかり。
2回追いつきはしましたが、交代出場したFW大久保、通称ジャンボにやられて終わり。
試合終了後には一際大きなブーイング。
親指を下に向けているサポーターも多く見られました。

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2014年08月20日

山雅

天皇杯、面白い試合があったら観に行こうと思っていたところに。
FC東京応援番組でのゆってぃの台詞に誘われました。
「僕たちは緑のチームに負けるわけにいかない」
そこでやって来た味スタ、FC東京vs.松本山雅。
ゴール裏の人数は、ホームのFC東京に対し山雅もいい勝負です。

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『You'll Never Walk Alone』を歌いたいがためにホーム側に座りましたが。
そこはJリーグと違ってホームもアウェイもないのが建前の天皇杯。
試合前には天皇杯オリジナル曲が流され、ユルネバがかき消されてしまいました。
後ろの席からは「緑が嫌いコールやれよ〜」と声が聞こえます。

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2-0で順当にFC東京の勝ちとなりましたが。
平日夜の試合に殺到した山雅のサポーターも天晴れと思いました。
後ろにいた青赤ユニの2人組は、相手選手名が読み上げられるだけでブーイング。
山雅側にいたらもっと穏やかに観戦できたかもと、少し後悔しました。
posted by 小佐治 晴直 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする