2013年10月16日

プロ

プロという言葉を意識するたび、思い出すプロモーションビデオがあります。
キリンジ『雨は毛布のように』



「雨の中で毛布持って踊る」という、曲名をただなぞった身も蓋もない内容のビデオ。
ここには数名の、紛れもないプロが関わっています。

ひとりはもちろん、出演している女性。
単なるタレントでなく、川口ゆいというダンサーの方だそうです。
濡れて滑るコンクリートの上で、濡れて重い毛布を持って、裸足で踊る。
そんな難しい条件を苦もなくこなしているように見せています。
一歩間違うとギャグになってしまうのを見応えあるものにしているのは。
その大部分は彼女の功績です。
見ているうちに、その身体に見とれてきます。

ふたりめは撮影ディレクター。
こんな笑ってしまうアイディアを実現するには、いくつか関門があります。
この条件で踊れる、踊ってくれる人がいるか。
ダンサーが怪我せず踊れて、撮影スタッフも含め安全が確保できる場所があるか。
誰がこのビデオのアイディアをだしたかわかりませんが。
最初から川口さんの存在を知っていたからこそのアイディアかもしれません。
(上記はプロダクションマネジャーなど他のスタッフの仕事かもしれませんが)

さらにはカメラマン。
一発撮りではないでしょうが、そう何回も踊れはしないでしょう。
寄った映像と少し引いた映像があり、複数台のカメラが回っていたでしょう。
カメラが映り込むでもなく、しっかりダンサーの動きを追っています。
ここで回るとか、ここで柵にぶら下がるとか。
ダンサーと綿密な打ち合わせをしたことでしょう。

他にもキャスティング、照明などのプロたる存在が考えられます。
プロという言葉を思うとき、どうしてもそうした裏方のことを考えてしまいます。
それは私が広告の裏方を長らくやってきたからでしょうか。
posted by 小佐治 晴直 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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